来年出版予定の本のための準備が始まっている。
出版が決まっているもの、これから企画を通すもの、話が来たばかりのもの。
いくつかの案件があるけれど、いずれにしても、作業が始まっている。
例年、この時期になる。
そして、動き始めて、いつものように思う。
ああ、大変な時期がやってきたんだな、と。
来年の春くらいまで、ずっと僕の頭と体をある程度、拘束し続ける書籍の製作。
すり減るくらい疲れるんだろうな、という予感。
毎年毎年、この苦行のような日々を乗り越えて1冊ずつ本を世に出している。
それなのに、書店に並んでから後は、苦しかった日々をすっかり忘れてしまう。
あんなに一所懸命、突き詰めて1冊にしているのに、読み返すこともなく、
それほど大事にすることもなく、次のことを考え始めたりして。
そんなことを繰り返している。
ともかく、これからしばらくは、楽しくて苦しく、興奮して辛くなる作業が続くのだ。
まだ、本格的には始まっていないけれど、来年の本も頑張ろうと思う。