カレーになりたい 181029

あご野焼きの体験に行った。
お世話になった店は、とってもストイックな作り方をしていて、世界的に認められている?何かのアワードかなんかを受賞したそうだ。説明を聞きながら、アワードっていうのは、わかりやすい指標なんだな、と思った。
松江城の見学に行った。
数年前にここが国宝に認定されたそうだ。国宝になるには、客観的ないくつもの評価基準を満たす必要があるのだろう。それがわかりやすい指標なんだな、と思った。
賞とかお墨付きみたいなものに興味がない、というよりもむしろ嫌悪感すらある僕は、自分がそういうものに関わることには違和感があるけれど、他人事なら価値のあるものだと感じられるのだな、と思った。
多くの人にその価値に気づいてもらうために、お墨付きは必要だ。
他の何かと比べて定量的に優れていることを証明するためにも必要だ。
でも、でも。
でも、とやっぱり思う。
僕には必要のないものだ。
僕は誰かよりも優れているのを証明したいとか、
自分の価値を認めてもらいたいとか、そういう気持ちが薄い。
たまたま通りすがった誰かが僕の発信することに興味を持ってくれたなら、
その間は、しばらく一緒にいましょうね、ということでいい。
お墨付き、という名の拡声器は必要ない。
あの店のあご野焼きは、おいしかった。
僕の大切な友達がオススメしてくれた。
実際に体験してみて楽しかった。
なるほど、そうやって作っているのかと納得した。
オーナー夫婦の仕事ぶりを見て感銘を受けた。
僕がその店に対して感じたことがすべてだから、
お墨付きがあるかないかにはやっぱり興味がわかないのだ。
松江城が国宝であろうとなかろうと、僕が気に入れば好きな城だし、
気に入らなければ好きになれない城なのだ。
それだけのことだ。
カレーの世界には、まだ、お墨付きのようなものは存在しない。
いつかは誰かがやるのだろう。
そうだとしても、僕は無関係、無関心でいたいと思う。
 

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