カレーになりたい 180824

国立国会図書館から連絡が来たのは、2013年~2014年のあたりだったようだ。
イートミー出版の本を国会図書館に収めてほしい、という内容で、僕は小躍りした。
こんな小さな自費出版レーベルに目が留まったこと自体、奇跡的なことだと思ったし、
当時、僕は、国会図書館で永久に保存されるということに大きな価値を感じていたから。
バックナンバーをすべて持って永田町を訪れたのを覚えている。
担当者と色々話をすると、「今後、出版されるタイトルも定期的に収めてほしい」とのことだった。
そんなことがあったものの、その後、僕もバタバタして図書館に本を収めたことは一度もない。
つい最近、一通の手紙が来た。
内容は、イートミー出版の出版物で、2014年以降に出たものから最新刊までを収めてほしい、というもの。
僕は、なんだか、面倒くさいなぁ、と思った。
数年前は小躍りしたはずなのに。
それは、国立国会図書館という場所に対する気持ちが冷めたのではなく、
自分の本が永遠に残るかもしれない、ということに対する喜びが薄れたからだ。
ずっと残る、という価値が自分の中で危うくなっているのかもしれない。
なにもずっと残さなくても……、という気持ちが強まっているのかもしれない。
一応、言われた通りに本を梱包し、発送する準備をした。
ちらっと手紙の文面を読むと、本を納入すると、定価の半額と送料を国の税金から支払われるらしい。
けれど、手続きが面倒だから、請求書類はゴミ箱に捨て、こちらで送料を払って送ることにした。
イートミー出版から本を出し続けることへの熱は昔も今も変わらない。
でも、「永遠に残す」みたいなモチベーションが消えたとすると、
その代わりにいったいどんな要素が生まれて、増えて、
僕はあの赤字出版の活動モチベーションを維持できているんだろうか。
謎だなぁ。
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。


*

CAPTCHA


▲UP