カレーになりたい 180811

「息つぎとカレーの関係」について考えている。
「間とカレーの関係」について考えている。
面白いアウトプットができないかなぁ、と思う。
ラジオを聴いていると、たとえばDJがゲストとトークしているときに、ある瞬間、意図的にBGMがふっと消えることがある。その直後に発せられるコメントにリスナーの注目をひかせるための常とう手段なのだと思う。僕はあれが好きだ。たいてい、あのタイミングでオチがついたり笑いが起きたりするから。そして、あれが好きなもう一つの理由は、制作スタッフとDJとのコンビネーションのよさ、完成されたチームワークを見せてもらったような気持になるから。
昔、立川談春さんがエッセイ「赤めだか」(超面白かった!)の中で、こんなことを書いていた。修業時代に師匠である談志のコピーを何度もするのだけれど、うまくいかない。あるとき、談志の息つぎを真似たらうまくいった。談志がどこで息を止め、どこで息を吸っているのか。高座に上がった落語家が語りの途中で息をのむと、一瞬遅れて観客も息をのむ。その後にもらす一言に注目が集まるのだ。落語における息つぎの大事さを談春さんは書いていた。
ラジオでBGMを突然消したり、落語家が間を作ったりするような手法をカレーの調理でできないだろうか。できたら面白いのになぁ。

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