カレーになりたい 180807

立川志の輔さんの「怪談牡丹灯籠」を観に行った。
毎年チケットを取ってくれる落語の師匠(師匠に取らすなよ……)に今年もお誘い頂き、3年目である。
予想通り、よかった。
過去2回と同じように、あっという間に3時間以上が過ぎ、
過去2回と同じように、感動し、
過去2回と同じように、「なるほどそうなるか!」と構成に関心し、
過去2回と同じように、最後で鳥肌が立ち、
過去2回と同じように、涙が出そうになった。
呑んで帰って興奮冷めやらず、深夜まで落語のDVDを観た。
古典があるというのは、いいなぁ、と思った。
古典を自分なりに解釈するというのも、いいなぁ、と思った。
古典をやり続けるというのも、いいなぁ、と思った。
牡丹灯籠は、毎年10日間の講演で今年で11年目だそうだ。
過去2回と比べて同じところとほんの少し違うところがあって、
そんなマイナーチェンジをし続けながら10年以上もやり続けるって、憧れる。
ご本人も言っていたが「毎年新しい発見がある」というのは、その通りなんだと思う。
そして、それは、僕たち観ている人間が感じるところとは全く違うところで、志の輔さんだけが工夫したり挑戦したり興奮したりしているところが数えきれないくらいあるんだと思う。
そのうちのほんのちょっとのおこぼれを僕は現場で発見して、ワクワクしたりドキドキしたりしているのだ。
僕も何か落語でいう「古典を演り続ける」みたいな活動をしてみたい。 
志の輔さんのように「名作を名演」するには修業が足りないけれど。
圧倒的なクオリティの作品に触れる喜びを今年も味わった。
来年以降も毎年欠かさず行きたい。
そして、来年こそは、師匠の分のチケットも僕が取らなくては……。
 

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