カレーになりたい 180801

マンゴー酵母は失敗してそうだ。どことなく腐敗臭。
ブルーベリー酵母は成功になるか。いい香りがする。
とある雑誌で顔を連ねた、佐藤、小倉、森枝、水野で飲みに行こうという話になり、こりゃ、発酵ナイトになるなとスケジュール調整。いくつかのレストランが候補に挙がる。僕はなんの希望もないから黙っていたら、「虫を食べに行こう」みたいな展開に。そりゃこまる。いやだ。
拒絶しておこうと思ったら佐藤くんから、「虫は嫌です」と。すかさず僕も「虫は無理」と。
基本的に僕はゲテモノが嫌い。ゲテモノといってもその食文化にいる人にとっては好物なんだろう。納豆が欧米人にとってゲテモノであるように。だから、ゲテモノが嫌いとか虫が食べられないだなんて言っている時点で食文化の探求をする人間としては失格なのかもなぁ。
でも、いやなものはいやだ。世界各国の食文化に興味はあるけれど、どっぷり浸かるとかハマるとかっていうことがないのは、やはり僕自身が日本人として日本の食文化で育ったことをおおいに尊重しているからだと思う。インドに毎年いくのにインド料理にほれ込むようなことがない(豚肉生姜焼きのほうが断然うまいと思う・笑)のは、まあ、僕の限界を意味しているのかもしれない。
でも、僕は頭で食べるようなことは避けたいと“頭で”は考えているので、どんな背景を持ったどんな料理であれ、食べたまずいと思うものはまずいし、食べたくない、と拒否反応が出るものは食べたくない。
「虫を食べずして発酵を語るべからず」と言われたら僕は発酵は語らなくていい。が、興味があるから静かに掘りたい。ということで、虫を巡るレストラン選びは、2対2で別れ、結果、「虫以外の料理もあるので」ということで落ち着いた。
冷蔵庫に場所を移したマンゴーの酵母もあの状態でうまいと思う人がいるのかもしれない。腐敗ではなく発酵の範疇なのかもしれない。でも、僕にとってあのマンゴー酵母は、やっぱり腐敗じゃないかな、と思っている。一応、パンを焼いてみようと思う。ブルーベリー酵母は、おいしいパンになりそうだ。

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