カレーになりたい 180728

もう5年か6年くらい、雑誌の取材を遠慮させていただいている。紙媒体は好きではあるけれど、雑誌というフィールドは、まあ、十分やったと思える時期があったから、引退しようと思ったのだ。
その分、イベントなどのリアルな場を重視するようになった。少し前にあったトークイベントの関連で「料理通信」という雑誌から取材依頼をいただき、お世話になった経緯もあるし、こっそり出ようと受けた。
掲載誌が届くこと自体、いつぶりだろう、というくらい久しぶり。しかも、たまたま発酵特集で興味があったから読んでみると、仲のいい友人シェフがオンパレード。
佐藤くんとか紺野さんとか飯塚くんとか内藤くんとか森枝くんとかヒラクくんとか三原さんとか……。ざっと10数人は出ている。というよりも、ほとんどこの号の登場人物が友達で構成されている。少なくとも5~6年前はそんなことはなかったよなぁ。みんな売れっ子なんだなぁ。感慨深い。
でも、一方で、時代が変わったんだなぁ、とも思う。雑誌は変わらず存在し、時代を経ると登場人物が変わっていく。取材を受けるという行為は、需要がある、求められていることの証拠だから、名誉なことだ。
でも、やっぱり僕がいたい場所とはちょっと違うかもな、と改めて思った。ニーズがあって声がかかる喜びよりも、ニーズはないかもしれないけれど自ら発信できる喜びをもっと探っていきたいと思った。
 

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