カレーになりたい 180709

カレーの学校、第9期生が卒業し、懇親会があった。
 
「プレーヤーになってほしい」というメッセージはどのくらい伝わっただろうか。
「おいしいカレーを目的にせず手段にしてほしい」というメッセージはどのくらい伝わっただろうか。
 
なごやかで楽しくとてもいい時間だった。2次会まで含めて10時間ほどいろんな人たちとお話した。第9期だけで50名も卒業生さんたちがいるから、一人ひとりとじっくり話す時間はなかなか取れない。だからなのか、かなりの人から「ひとつだけお聞きしたかったんですけど……」と前置きがあって、質問を受けた。そのたびに僕は、「ひとつだけと言わず、いくつも聞いてもらっていいんだけれど……」と思いながら答えた。
どうしてあんなに気を遣われてしまうんだろうか。先生と生徒という関係になっていることがいけないんだろうか。もっと気軽に聞きたいことや言いたいことをどんどん話してほしいのになぁ。みんな驚くほど奥ゆかしい。
2次会に別の期の卒業生が何人も合流してくれた。そのうちの一人は、この秋、とある地方へ僕がイベントに行く際のコーディネートをしてくれている。彼女がロケハンのために先日、その街を訪れた際、地元のイベントの主催者から水野の取り扱い(笑)についてあれやこれやと質問を受けたそうだ。
水野さんにやっていけないこと、水野さんに言ってはいけないことはなんですか? みたいな調子で、気を遣いまくってくれていたとの報告を受けた。そのたびに彼女は、「いや、全然そんなんじゃないですよ~」と釈明(?)してくれたようだけれど、「とにかくすごいことになってました」という。
どうして、そんなに気を遣われてしまうんだろうか。なんかそうしないわけにはいかないイメージでもあるんだろうか。面倒くさいやつだ、と思われているってこどだろうか(確かに面倒くさいやつではあるけれど)。偉そうにしているつもりは全くないけれど、なにか近寄りがたい存在に見えているのだとしたら、そこは改善していかなきゃいけないのかもなぁ。
少なくともカレーの学校の卒業生さんたちに対しては、僕は勝手に“身内”だと思っているので、もっと図々しくアプローチしてきてほしいと思う。卒業生の誰かがカレーで何かをしたいと思ったとき、できるだけサポートできる立場でいたいと僕は思っているのだから。
 

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