カレーになりたい 180420

ラボにあるスパイスを整理した。
整理したのはいいけれど、ボトルを並べておく棚がない。
棚はいつラボにやってくるのだろう。
一目でどこになにがあるかがわかる機能的な棚を発注している。
ボトルを一面にずらーっと並べられるようなやつだ。
観音開きスタイルになっていて、
閉じておけば太陽光からスパイスを守れる機能的な棚をお願いしている。
デザインのラフスケッチはいくつか見せてもらっている。
ボトルのサンプルも渡してある。
棚はいつラボにやってくるのだろう。
ラボにあるスパイスを整理した。
なかには海外出張に出るたびに買い集めてきた希少なスパイスもある。
ボトルに移し替えたいけれど、我慢しているスパイスもある。
だってこれ以上ボトルが増えても、ボトルを並べておく棚がないからだ。
背丈ほどの高さの棚にしてほしいと言ってある。
両手を広げたくらいの幅の棚にしてほしいとも言ってある。
棚はいつラボにやってくるのだろう。
ラボにはちょこちょこと人が出入りするようになってきた。
立派な場所ではなく、学生が一人暮らしをするくらいの間取りだ。
その狭い一室を訪れたある人は、「基地みたいだ」と言った。
その狭い一室を訪れたある人は、「根城みたいだ」と言った。
その狭い一室にいるボク自身は、「ラボなんだよ」と言った。
基地にしろ、根城にしろ、ラボにしろ、そこにあるはずのものがない。
棚はいつラボにやってくるのだろう。
「世界一かっこいいスパイス棚にしてほしい」と頼んである。
きっと棚がいつまでもやってこない理由はそれなんだろうな。
 

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