カレーになりたい 180316

高知の空港に到着するなり、車でインド料理店へ向かった。
主催者がお勧めしてくれた店があるという。店主はご夫妻でやっていて、だんなさんがイタリアンのシェフ、奥さんがインド料理のシェフ。いまはふたりでインド料理を作って提供しているという。京都のインド料理店でインド料理に出会い、働いたことがキッカケだったそうだ。
続いて会場に行く、のではなく、ハーブ農園へ向かった。こちらも僕が行きたいとリクエストしていた場所だ。農園主とハーブについていろいろ話す。のだけれど、畑の土のことや様々なハーブのこと以上に、いつ、なぜハーブを始めたのか、を根掘り葉掘り聞きたくなってしまう。1980年代半ばに友人だったフレンチのシェフが「料理にハーブを使いたい」と言ったのが始まり。もう30年以上、ハーブを栽培し続けている。
僕は人に会って話を聞くのが好きなのだけれど、いつも、「なぜここにいるのか」、「なぜこれを始めたのか」、「今どんな風に魅力を感じているのか」「これから何をしたいのか」みたいなことがすごく気になってしまう。もちろん、その興味の対象そのものについても話は聞きたいのだけれど。
CNNキャスターのラリー・キングは、あるインタビューに答えたこう言ったそうだ。
「火事の現場で火を消している消防士に、出火原因を聞いたことはない。なぜあなたは火に立ち向かう人生を選んだのか。僕が聞きたいのはそれだけだ」
やっぱり、それを聞くのが一番面白いよな、と思う。
自分がそれを聞かれるとまあまあ答えに困るのだけれどね。

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