カレーになりたい 171124

下北沢「ムーナ」にランチに行ってシェフの諏訪内くんと話す。年明けのチェティナード旅、諏訪内くんとは手前のマレーシアを二人旅する予定だ。話し込んで、店を後にし、美容院へ。髪を切ってもらっている間、ニール・ヤングのアルバム「After the Gold Rush」が流れていた。いい曲だなぁ。このアルバムを聞くと思い出す光景がある。その昔、待ち合わせしていた女性をBARで4時間以上待ったことがあった。酒を飲みながらやることがないから、たまたまカバンに入っていたニール・ヤングのこのアルバムのライナーと歌詞をじっくり読み込んで待った。僕は人を待つことは割と平気で、30分だろうと1時間だろうと、まあ、いつまでも待てる。通信手段を持っていないからBARのマスターにもずいぶん心配されたが、なすすべもなくニール・ヤングと向き合い続けた。こんなときは自分のポテンシャルが問われると思っているから、存分に楽しむことにしている。英詞と対訳を暗記するほど読み返した。だから、いまでもニール・ヤングのいくつかの曲を聞くとその光景が頭をよぎる。結局彼女は来なかったのだけれどね。
  
それはそうと、羽生棋聖が、渡辺竜王に勝った。3勝1敗。永世7冠に王手をかけた。すごい! 興奮した。ああ、どうしよう。興奮して動揺した。もし羽生さんが次戦で勝って永世竜王を手にしたら、将棋界にきっと永遠に超えることができない金字塔が打ち立てられる。羽生さん、頑張ってください。羽生さんが勝ったら、羽生さんが勝ったら、羽生さんが勝ったら、僕の人生はもうどうなってもいい。

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