カレーになりたい 171019

ニューヨークについた。
今年の2月に来ているから、半年ちょっとぶりになる。順調に時差ボケで、午前中についてホテルに運よく昼にチェックインをすませ、レキシントンアヴェニューのスパイスショップをいくつかチェックし、通りがかりに見つけた店でインド料理を食べた。が、ホテルに戻った後に3時間ほど昼寝してしまい、深夜になっても全く眠れない。
それで思い出した。前回のニューヨークは、取材で訪れたが、それ以外の時間は自由だったので、昼夜逆転する生活が数日間続いたのをいいことにホテルにこもって原稿を書きまくったのだった。主に「いちばんやさしいスパイスの教科書」の原稿。あの本がそういう名前になると決まる前の段階だった。本が出た後、打ち上げの時に担当編集者が、「そういえば、水野さんがニューヨークにいらしているときに驚異的なペースで原稿が送られてきた」と言っていたのを思い出す。
たしかに、あの数日間は書きまくった。立派な作家先生なら御茶ノ水の山の上ホテルにでも缶詰めになるのだろうけれど、僕は別の本の取材で訪れたニューヨークのホテルの小さな部屋で深夜にせっせとPCに向かうというストイックなことをしていたのだった。
で、眠れない今、やはり僕は夜中にPCに向かって原稿を書いたり、AIR SPICEの新商品の調合を考えたりしている。今回のニューヨークはイベントでカレーを作ることになっている。本番終日と前日の仕込み。500人分のミニカレーを3種(厳密には僕の担当は2種)作ることになっているから、かなりハードだ。時差ボケは早々になおさなくては。
ただいま夜中の3時。このあとどのくらい仕事をするかによるが(ま、眠くなるまでやるとして)、明日の朝、無理やり起きて、昼間に眠らず頑張れば大丈夫かな。

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