カレーになりたい 171015

カレーの学校 in 金沢の授業が終了した。
90分×6コマの授業と60分×3コマのゼミを土日の2日間で行う。京都に続いて東京を離れて実施するのは2度目となる。「二度と同じ授業は行わない」という裏モットーがあるこの学校、今回の授業は、以下のラインナップだった。

1限目:カレーとは何か?
2限目:カレーをおいしくするゴールデンルール
3限目:儲かるカレー店の作り方
4限目:スパイスとは何か?
5限目:世界に一つだけのカレー本の作り方
6限目:カレーの車が走る理由
 
土曜の夜は生徒さんたちと懇親会という名の飲み会もあるから、2日間で15時間くらいしゃべり続けることになる。京都では、後半、声が枯れて聴きづらい感じになってしまったが、今回は、なんとか大丈夫だったかな。
授業が終わり、金沢駅へタクシーで急ぐ。新幹線の時間まで30分ちょっとあったので、駅の土産物屋の奥にあるお寿司屋さんで日本酒を飲みながら、握りをつまんだ。昨日、今日の授業は満足してもらえただろうか。カレーの学校は、各期のカリキュラムが終わって生徒が卒業したときに必ずそんなことが頭をよぎる。
忙しい中、時間を作ってお金を払って授業に来てくれる人たちがいる。今回の金沢では、静岡、名古屋、富山など、石川県外からの参加者も多かった。参加してよかったと思ってもらえるといいのだけれど。
おいしいカレーの作り方を教える料理教室ではない。卒業したからといって何か効力のある資格が得られるわけでもない。残るものがあるとしたら、過去の卒業生たちとのパイプくらいだろうか。そんな学校だから、6コマの授業で聴いたこと、得たことがすべてとなる。
東京では、今まさに第7期の授業の真っ最中だが、すでに学校の卒業生は、250名近くになる。「プレーヤーになってください」と何度も語りかける学校だから、彼ら、彼女らがカレーで何かをしたいと動き始めた時は、誰よりも力になってあげたいと思う。それが、学校の講師をしている僕のするべきことだ。僕がやりたいことについて力になってもらっていることもすでに色々とあるわけだしね。
なんだろ、これ。ただの反省文になっちゃったな……。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。


*

CAPTCHA


▲UP