カレーになりたい 171014

スパイスには、「体臭系と香水系がある」とエリックサウスの稲田さんは言う。
スパイスには、「爽やか系と奥深い系がある」と僕はときどき説明している。
 
この2軸で4象限を作るといろんなスパイスがポジショニングできる。
金沢でのトークイベントでそんな話をしつつ、3種類のミックススパイスを作った。「気分が上がるMIX」、「切なくなるみMIX」、「リラックスできるMIX」。リーダーにも入ってもらって、10種類のスパイスを前に5~6種類のスパイスを少しずつ混ぜ合わせ、お客さんにテイスティングしてもらった。スパイスの薬効がどうこうと胡散臭いことを後ろ盾にするアプローチじゃないことが自分らしくていい。僕らの感覚だけを頼りに無邪気にブレンディングを楽しむ。スパイスは自由に楽しめる、ということが伝わればいいなと思う。トークイベント後、参加者から口々に「面白かった!」と言ってもらって、嬉しかった。
ホテルに帰る帰り道でスパイスの分類について頭を巡らせた。爽やか系と奥深い系、という方向性は、ワークショップなどをやるときにはわかりやすい表現だと思うけれど、直接的すぎて素敵さに欠けるんだよなぁ、と。「浜辺系と井戸系」ってのはどうだろう。ちょっとわかりにくすぎるか。「春の風系と秋の森系」は? んんん。酒を飲みすぎたな……。

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