カレーになりたい 170909

半年以上ぶりに銀座「ナイルレストラン」へ行った。あ、いや、1年ぶりくらいかもしれない。
店に入るとオーナーのG.M.ナイル氏に遭遇。
「あれ? 見たことある顔だな」
階段を2階に上がろうとすると店長のラジャンと目が合う。
「どちらさんですか?」
2人にイジワルを言われている間も、目が合ったコックたちは、「久しぶり」と言った調子でにこりと笑ってくれる。2階に上がってムルギランチを頼み、しばらく待つ。運ばれてきたムルギランチをフォークを使って混ぜる。真剣に真剣に混ぜる。皿の上にすべてが混然一体になるまで混ぜまくる。夢中になっていると、そおっと2台目のナイル善己が顔をのぞかせた。
「珍しい人がいますね」
そのまま彼の席に座り、しばらく話をした。
「そういえば、この前、こっそりイベントに行きましたよ」
「え!?」
「あの、ええ、と、三省堂の……」
「神保町の? トークイベント?」
「そう」
「うそ!」
「ホントですよ。バレないようにこっそり」
「言ってよー」
「終わったら飲みに行けたのに」
「いや、すぐ店に戻ってディナーの仕事したから」
神保町の三省堂書店で行った出版記念トークイベントにまさかナイル善己がこっそり来ていたとは。店で忙しいだろうに、いったいどういうつもりなんだ(笑)。
「イベントが始まる前から登壇してしゃべり始めて……」
「ああ、共栄堂でカレーが何分で出てきたかって話ね」
「相変わらずだな~って思いましたよ」
僕はイベントで司会者から呼び込まれるのが隙じゃないから、早めにステージに登壇して、イベント開始前からマイクでしゃべり始めるスタイルを取ることにしている。親しい仲の人は知っているから、「またやってるよ」となるわけだ。
それにしてもホントに驚いた。イベントは誰がこっそり参加しているかわからない。よかった、善己の悪口言わないで(笑)。

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