カレーになりたい 170824

フランスでカレー専門店を開くプロジェクト(?)のメンバー、関根拓くんを4年前に紹介してくれた明子さんが、パリから一時帰国していたので、同プロジェクトメンバー、「クリスチアノ」佐藤くんの店に行き、紹介。
パリで出したいジャパニーズカレーの話ともんじゃの話、スパイスと発酵の話とポルトガル料理、フランスのステックフリット(ステーキ&フレンチフライ)の話、などなどを。
 
佐藤君から聞いた言葉。
「ハーブ&スパイス大事典、買いましたよ。1年前にロンドンからMASAさんが来た時に3人で飲んで、一番好きなスパイスの本があるって言ってたから、書店で見た時はビックリしましたよー」
そんな話、したっけ? 全く覚えていなかった。
「水野さんは、こうやってテキトーな感じでいろんな話をしていって、いつのまにか実現してるから、どこまで戦略的に動いているのか、どこまで先を考えて発言してるのか、わかんないんですよね」
いや、きっと何も考えていない。戦略的でもなければ計画性もない。発言を忘れているくらいだから。いまこの時点でやりたいと思っていること、興味のあることを無責任にしゃべりたいだけしゃべっているだけなのだ。
 
明子さんから聞いた言葉。
「おいしすぎないおいしい料理が好きなんだよね」
同じだな~、と思った。おいしすぎない、ということは自分がカレーを作るときに常に意識していること。最近は、特にフードトラックで出すカレーの仕込みをしているときに調理を進めながら、リーダーといつもこの話をしている。
「ちょっとおいしくなりすぎてるかも……」
「こまったな」
みたいな感じで。カレーをおいしくするのは簡単だ。でも、おいしすぎずにおいしくするのは難しい。そういえば、先週、食べてくれたお客さんが、「おいしい、あと2食はいける」とコメントしていた。これは、解釈が難しい。おいしすぎてあと2食いきたいくらいの味、だとしたら失敗。おいしすぎないから何杯でもいける、だとしたら成功。ま、前者なのかも。引き算の美学は難しいなぁ。反省しなくては。
 
2人と別れたあと、深夜にタイミングよく(?)関根くんからメッセージが入った。
「今まで出した本って何冊でしたっけ?」
「45冊だったかな」
「ありがとうございます!」
関根くんからの質問はいつも唐突すぎて、前後の説明もなく、意味不明だ……。
  

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。


*

CAPTCHA


▲UP