ブルーベリー、マンゴー、梨、干しぶどう、と酵母づくりを続け、ようやく4つ目の干しぶどうで、パンらしい仕上がりになった。とはいえ、ハッキリ言ってお粗末きわまりない出来。立て続けに干しぶどうとマンゴスチンの酵母仕込みをする。
作っているパンはカンパーニュで、酵母以外には強力粉と塩しか使わないシンプルなもの。難しいんだなぁ、野生酵母のパンって。まあ、納得のいく仕上がりになるまでは続けようと思う。
しかし、誰もがそんなに根気よく続けられるわけじゃないだろうから、新しいジャンルの料理に手を出すときというのは、早い段階で成功するというのが本当に大事なんだな、と思った。
スパイスを使ったカレーも同じことだろう。3回作って納得のいくおいしいカレーにならなければ、「やめよう」となる人は多いに違いない。
AIR SPICEの基本のチキンカレーは、本当に評判がよく、レビューも口々に絶賛してもらっているけれど、あのレシピは、もっともっとブラッシュアップしなければいけないと思った。少なくともいま僕がトライアルしている野生酵母のパンのような完成度の低さだったら、誰もスパイスを使ってくれなくなる。
みんながおいしいと思う味わいのレシピは難しいけれど、すくなくとも僕がイメージしている完成形にできるだけ近づけるための指南をもっと盛り込む必要があるなぁと思う。
初体験で成功することのインパクトは、大事だ。
何度も失敗を繰り返して徐々に成功に近づいていく感じは、僕は嫌いじゃないけれど。

