南相馬にカレー開発のお手伝いにいった。地元の仕出し弁当会社の社長さんと話していたら、「うちは生活を売っている」と言った。面白い表現だな、と思った。安価な弁当を大量に提供し、復興支援の一役を担ってきたという声も地元で多いという。「付加価値は売れませんから」と彼は付け加えた。ステキだなと思った。
その視点でいうなら、僕がカレーの世界でやっていることは、「付加価値を売っている」ことなんだと思う。一人でコツコツとやっている以上、「生活は売れませんから」。なんだか、ステキじゃないなぁと思った。
ま、仕方がないね。できることとできないこと、得意なことと不得意なことがあるのだから。

