日曜の午後に、
大好きなラジオ番組、サンソンを聴きながら、
連載中のスパイスレッスン用に料理をする。
あー、なんて楽しいのだろう。
筍を焼き、スナップえんどうを茹でる。
あー、なんておいしいんだろう。
原稿書かなくちゃ。
料理が終わって試食していると、
サンソンが終わり、ゆずの番組が始まった。
リスナーの男性からお便り。
彼女だか奥さんだかにサプライズでゆずから
電話をするという展開。
ううう、サプライズをするのも受けるのも苦手な僕は、
自分のことではないのになんかドキドキしてしまう。
結果、この企画はあんまりうまくいかなかったようだ。
ほらね、やらなきゃいいのに(笑)。
でも、彼女はとっても喜んでいたのだろう。
大好きなふたりから電話があって
ちょっと放心状態になりながら話している風だった。
そして、電話を切る直前に、彼女は、こう言ったのだ。
「応援しています」
駆け込み乗車をするOLのように。
ギリギリセーフでその声はラジオを聴いている僕にも届いた。
なんか、すごいと思った。
あそこで「応援しています」は、
本当に心の底から思っていないと出ない言葉だと思った。
きっと頭が混乱しながら電話で話している間、
最後にこれだけは必ず伝えようと思っていたんじゃないかなぁ。
「応援しています」
「応援しています」ってすごい言葉だな。
応援する人も応援される人もすごい。
なんとなくずっと耳に残る言葉だ。