カレーになりたい 180201

勉強するほど自由になる気がするなぁ。
 
札幌に行ったら必ず足を運ぶ「gopのアナグラ」の信さんが、そう言った。今年の3月に西インドへ行くらしく、ひと足先に南インドへ行く僕にスパイスのことで連絡があった。しばらくメールのやり取りをしている中で、ふと、信さんがそう書いた。
本当にその通りだと思った。インプットが足りていないと窮屈になる。自分の乏しい知見の中に納まって活動するしかなくなるからだろう。芸術家や小説家ならゼロから空想の世界を生み出して表現できるかもしれないけれど、自分はそうはいかない。
探求心を持って行動すれば、インプットがある。あればあるほど、自分の可能性が広がるような気がする。窮屈な場所から抜け出して自由に羽ばたける。ちょくちょく海外を旅する信さんは、それを実感したのだろう。
そういえば、つい最近、ニューヨークへ行った「beeteat」の竹林さんは、帰国後に「自分の出したい料理の立ち位置がハッキリした」と話してくれた。先日、ランチに食事をしに行ったときのことだ。
「そろそろインドですよね?」
「そう、今回はチェティナードです」
「いいなぁ」
「手前にトランジットでマレーシアに3泊くらいする予定なんですよ」
「え!? マレーシア! いま、一番いきたいところです」
「あ、そうなの?」
「いつ行くんですか?」
「2月13日」
「ちょっと待ってください」
竹林さんはそそくさと手帳を取り出した。
「13日と14日、たまたま店の予約が入ってない! 一緒に行っていいですか?」
「行く? いいですよ。moonaの諏訪内くんも一緒だから、紹介しますね」
その日の夜、彼女は早速、飛行機を手配したという。予定があるから1泊2日の弾丸ツアーだという。
「全力で食べます!」
彼女のメールはそんなセリフで締めくくられていた。あまりの身軽さにさすがに驚いた。信さんも竹林さんも、そうやってますます自由になっていくんだなぁ。

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