カレーになりたい 180612

相変わらず、週が明けると日曜に聴けなかったサンデーソングブックを聴いている。
このところ、ギブソン特集、フェンダー特集、JAZZ特集と面白い。
が、どの放送回も山下達郎さんが、何度も「これはあくまでも私の好みで」とか「私見で」とか
エクスキューズを繰り返しているのが印象的だ。
あんなに自由なアウトプットの場を持っているように見える彼でさえも、
心無いことを言われることに対する防御線を張っておこうとするものなんだなぁ。
サンソンファンの僕からすれば、「そんなエクスキューズしなくても大丈夫ですよ」と言いたくなるけれど、
きっと温かい目で見る人ばかりではないのだろう。
それを話芸としてさわやかにさらりと踏まえておく口ぶりがさすがなのだけれど。
ここ数年、僕自身も、自分がカレーについて何かしらアウトプットするときに、
昔だったら必要なかったのかもしれないエクスキューズをついしてしまっている自覚がある。
そうしなければ痛い目に合いそうな気がするからだ。
でも、そうしなければ、もっとシンプルでクリアなアウトプットができるはずなのに。
時代ってやつなんですかね。
それとも自分の割り切りが足りないんですかね。
それとも性格だから仕方ないんですかね。
ともかく、「山下達郎さんでさえそうなんだ」ということが今の僕には妙な安心感を与えてくれている。
 

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