カレーになりたい 171207

南米の希少多肉植物の栽培を趣味としている男性に会った。
多肉植物の前はヘビを飼育していたそうだ。その前は、熱帯魚。その前は昆虫。とにかく、独り暮らしの部屋の中は野生とかしているようで、レアな趣味の持ち主である。その彼が飲みながらキラキラした眼差しで多肉植物の魅力について語るもんだから、ついこっちもインタビュアー魂が沸き起こり、あれこれと突っ込んで話を聞いた。
本業では食品メーカーの研究開発部で新商品の開発をしている彼だが、多肉植物の栽培と新商品の開発には共通点があるという。
ひとつは、自然環境に適応しながら成長する植物を自宅に置き、恣意的に整えた環境に置いて栽培する行為。
もうひとつは、マーケット環境に順応しながら進化してきた商品にメスを入れ、新たな切り口を盛り込んで開発する行為。
一見、まるで違うところにありそうなものに共通点を見つけることが喜びだと語る。その考えは僕と全く一緒で、でもここで共感できる人が滅多にいないだけに、ずいぶん盛り上がってしまった。多肉植物栽培と商品開発との間に共通点を見出す彼と、たとえば、カレーのレシピと将棋の記譜との間に共通点を見出す僕。見えているものは同じだと思った。
なんにしろ、ハマっている何かについて、イキイキと語る人は、魅力的だなぁ。


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