カレーになりたい 171109

海外を旅する時に持ち物で最も悩むのは、靴だ。
僕は、もう何年も前から「靴はVANSのスリッポンしかはかない」という制約を自分に課して楽しんでいるから7~8足あるスリッポンの中から選ぶしかないのだけれど、旅先でドレスコードがあるようなレストランなどに足を運ぶことになったときにどうしようか、という悩みがつきまとう。国内ではそうは言っても何かの時のために革靴が2~3足あるから、フォーマルなシチュエーションでも問題ないのだけれど、海外ではそうはいかない。
三ツ星レストランへ食事に行く、とか高級ホテルのラウンジで待ち合わせる、みたいなことが可能性としてないわけじゃないから、そのときに、ラフなスリッポンでは困る。最近は、旅先にジョギングシューズを持参するからそれだけで靴が2足になるわけで、「何かあった時のため」にまさか革靴を持っていくわけにはいかない。そういえば、パリで三ツ星レストラン「アルページュ」に行くことになった時、同席したシェフ、紺野さんは、「今朝、買ってきたんだよね」と言って黒い革靴を履いていた。
今回のロンドン、パリには、僕は、黒革のスリッポンをはいてきた。パッと見は黒い革靴に見えなくもないから、なんとかこれでしのいでいる。昨日も急きょ、オーケストラのコンサートへ行くことになった。靴はなんとかなるか。「シャツは白しか着ない」という新たな制約を課したから白シャツは常に何着か持っている。あとはジャケットがあればいいのだけれど、ない。ジャケットは気軽にその辺で買うわけにもいかないし、スーツケースに入れて持ち帰るのも大変だから、別のものでごまかしたい。
適当な店に入ってグレーのVネックのニットを買って着る。なんとかなったかな。
誘ってくれた方とレストランで待ち合わせて話していると、イギリスのクラシックコンサートは、会場自体がパブリックな場所でホール以外は誰でも入れる環境にあるという。クラシックを一部の金持ちや特権階級の人たちだけのものにするべきではないという運動が盛んだから、チケットは安いし、ホールの中に観に来るお客さんもジーンズで、というようなラフな人も多いそうだ。ほっとした。
しかし、フォーマル(に見える)スリッポン、もうちょっと増やしておかないとな……。あるのかな、そんなの。


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