Japanese Curry Awards 受賞メダル

Japanese Curry Awardsの受賞を記念するメダルが完成した。
受賞を記念する、と言ったって、JCA自体は、誰に頼まれたわけでもなく、
カレー好きがカレー店を勝手に表彰するアワードなわけだから、
メダルだって、勝手に作って勝手に贈呈しにいくことになる。
受賞店がこういうメダルをもらって嬉しいのかどうかは正直わからない。
ま、でも、これはカレー店に対する僕らの尊敬と感謝の証である。
アワードをスタートした以上、受賞店には何かしら形あるもので
称えたいという考えは、このプロジェクトを着想したときから持っていた。
いわゆるこの手の企画にありがちなスタイルというのがある。
額縁に賞状を入れて、「これを店頭に飾ってください」とか、
ステッカーを作って、「これをレジの見えるところに貼ってください」とか、
そういうことはやりたくないと思っていた。
対象店を称えたいのか、自分たちのプロジェクトを拡散したいのか……。
真意が伝わりづらいと思ったからだ。
JCAの立ち上げのときも書いたように、僕らは小さく立ち上げて
細々とでも末永く続けていければいいと思っている。
誰もが注目するような大きな影響を持つことは狙っていない。
だから、「店に掲げてください」みたいなメッセージを含んだものではなく、
単純に僕らの尊敬と感謝を表すものにしたかった。
幼い頃、小学校時代、運動会やコンテストでもらうメダルの嬉しかったこと。
あの喜びは大人になってそうそう味わえるものではないけれど、
今更ながら古臭いメダルというスタイルは結構いいじゃないか! と。
僕たちは、このメダルを店に贈呈するときに、
そのオーナーシェフの首にかけてさしあげる気持ちで渡したいと思っている。
今月から来月にかけて審査員がひとつずつを手に持って、
受賞店を訪ねることになると思う。
本当にシェフの首にかけられたら、そんな洒落を受け入れてくれる店があったら
それこそ僕らはうれしい。
いや、受け取ってくれるだけでうれしい。
単価の安い賞状の印刷で済ませることなく、バカみたいにお金をかけて、
本気でメダルを作った。
合計12枚。
金メダルは、名誉賞。
銀メダルは、メインのアワード。
銅メダルは、新人賞。
これを毎年続けていくと思うと、お金がいくらかかるんだろう……、
と少々不安になるが、何より僕自身がこういうことが好きなのだから仕方ない。
Japanese Curry Awards受賞メダル。
カレー店の手に渡るまでの短い間、僕は自宅でこのメダルを眺めながら
うまい酒でも飲もうと思っている。
 
メダル

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