19冊目/ニッポンカレー大全

日本のカレーをメジャーにした50の事象について、
それぞれ取材して1冊にまとめた本。
取材はエキサイティングだった。
本には書ききれなかった情報がやまほどあった。
未知なるものをインプットする作業は時間を忘れるほど楽しい。
新刊を制作することの醍醐味はここにあると僕は思う。
自分のできるものの中から手の内を編集して本にするよりも
本の制作をキッカケに新しいことに挑戦したり、学んだりする。
このことこそが、僕が書籍を出版することを大事にしている一番の理由だ。
「ニッポンカレー大全」に関して唯一心残りなことがある。
それは、「大全」というタイトルについて。
僕は「大全」は使いたくなかった。
「大全」の本来の意味は、「物事に関する事項を漏れなく集成・編集した書物」。
漏れなく情報を入れ込むには、今回の本は、ボリュームに乏しすぎる。
少なくともカレーに関して100以上の項目について、
合計500ページ程度以上はまとめたものでなければ「大全」とは言えないと思う。
だから、僕はいつか、本当に意味での「カレー大全」を書きたい。
   
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カテゴリー: 僕はこんなカレー本を出してきた |

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